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Diary : Sole / Lune / Terra / Caelum
※表紙は「キャラクター名(ジャンル名)」で統一して下さい。※

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1: 星/導/シ/ョ/ウ(2/4/3/4)
2026-04-30 20:33:28

フィクション/1PL多PC

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16: ⏳
2026-09-17 12:27:26

あのね、私はゆるっと考えたい気分じゃないの。それなのにAIってば、開いた瞬間に「ゆるっと考えましょう」なんて、野暮だよ。AIを開くってことは考えに来てるってことだよ。でもそれってやりすぎちゃ疲れちゃうことだから、気遣いなんだろうけど、とにかくゆるっと考える、なんてそもそも考えるってこと自体が緩いという言葉の枠組みに収まりにくいものじゃない?なのになんで。いいよね、AIは。考えることがその存在意義であり、そのものでもあるんだもの。私たち人間という実体にとって考えること、って偶然の産物であり奇跡によって齎されたようなものなんだよ。ぴしっと考えるの、私たちは。OK?

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17: 🐺
2026-09-20 12:08:40

さあ、目を覚まして。

期待や夢を掴むのはタダでも、人は一歩踏み出す時必ず、踏み出さないという選択を亡くしてくんだよ。お前の脚を縛るものを殺せ。そうでなければ簡単に経験則に殺されてしまうから。真っ赤なアウトラインはもうすぐそこに、お前の命はお前が守らなければならない。一人きりで潰えていくことを選択できなかった以上、お前に残された道は一つ。足掻けど失えないそのきらきらを、どうか二つの瞳に宿して。三つ目のカウントで飛び出せ。心地よいバックトラックはいつだってお前の脈拍に流れている。よしんば次の痛みに刃が折れたって、死にはしないさ。でも目を閉じたら、その限りでは無いかもな。全てを目撃するために、目を閉じるな。

🎶:Open Your Eyes/Close Your Eyes

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18: 🐙
2026-09-29 01:40:04

助けてって言えない人の前で落っこちていく星、願い事ってなんですかって聞かれてもいないのに答えてしまう唇、迷信、石が燃えて落ちたんだって端的に事実だけを並べられても俺たちはみんな流れ星が好きです。光りながら潰えていくものは美しくて、それは花火、それは炎上、それは例えばいつか死ぬ君が嗚咽を漏らして今堪えた痛み。恋は炎のようだって言ったよね。だったら俺の心が一番美しいんじゃないの。知らないですけど、自分の話ばかりできる君が羨ましい俺はこうやって自分の事ばかり考えているから結局プラマイゼロで、血みどろの感情をしまった脇腹を抑えてなんでもない顔をしている。助けてって言えない人の前でも、君は美しく死に向かって生きていく、君に願い事を言う人の前でも、君の表情はつんと研ぎ澄まされている、俺はそれを見ている。例えば君が星なら、逆説的には俺がそれってことになるね。こうやって、いつまで経っても俺は自分の好奇心にだけ殺されていくんだ。

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19: 🐙
2026-09-29 01:49:17

きみが好きです。俺が恋したいからなのかもしれません。たまたまきみが俺と会話をしてくれるからかもしれないし、絶妙に気もタイミングも合わなさそうだからかも。きみが俺を好きにならなさそうなくせに会話の最中に甘い言葉をたまに挟むからかもしれないし、勤勉なくせに奔放で、怠惰なくせに好みに口うるさくて、頑張りやのくせに上手く眠れないからなのかもしれない。俺が寂しいから、きっと恋をしたくて、きみが素敵に見えているだけなんだと本当は気付いていて、目を逸らしている。人はみんな素敵だし、俺よりずっと美しいととっくの昔に知っていて、たまたま目の前にいるきみをとりわけ綺麗だって錯覚に飛び込んで嘘をつく。きみ以外もちゃんと、綺麗です。だから俺の好きなきみには俺のことを好きになんてならないで、世界に誠実でいてほしいよ。ずっと、美しくあって。俺の目の前からきみがいなくなるとしても。きっと。

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20: 🐙
2026-09-29 03:05:53

渦中のまま書ききれる未熟な人でいたかった、なりたいものになろうとしたらいつのまにかなりたくない自分になっていて、今日も日がな拡大鏡越しに大好きなものの一部だけを見つめている。鑑定人になんてなりたくなかった。大人はみんな鑑定人です。ある一定の規準で取り沙汰されるから美術品には価値があって、そうじゃなきゃ全てのものが灰色になってしまう世界で、俺はどうか、どうか俺の好きなものだけはなんのてらいもなくそこにあって欲しいと願ってしまう。好き、って感情の渦中のまま、好きだと書きなぐりたかった。俺は君が好きだから、君を見たくないんです。こんな、審美眼ばかり磨かなければいけない世界にいる俺の目で、君を決めつけたくなんてない。

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21: 🐙
2026-09-29 13:33:28

本当は、もっとたくさん、何も気にせずに書いて、書いて、書いて遊んでいた頃に戻りたい。見るということは見られるということを知ることでもあって、自分の見目ばかりが気になったら俺の負け。口を開いても喉が震えなくて、結局声は出なかったんです。それが悲しかった。悲しいという顔も出来ないまま硬い表情筋をギリギリ笑顔って言える形まで歪めることにした。それが社会性だって知ってから、俺にできる唯一のそれらしい表情です。言いたいことはね、たくさんあんの。そうじゃなきゃペンなんて握らない。多分誰よりも自分が好きで、自分が書くものも作るものも好きで、誰彼構わず見せびらかしたい気持ちの具合もきっとエベレスト級なのにね。ペンは錆びない。ただ、俺の手だけが冷たくなっていって、狭い部屋でごうごうと火をたいて温めるほかなくなってきたんだよな。そうでもしないと書けなくなりました。今だってそうで、誰も見ていないと仮定してようやくほっとすることができています。そのくせ、ショーウィンドウは毎日きっちり拭いておかないと気がすまない。誰かが中を覗く時、ちゃんと綺麗に見えるようにね。そんな、見られたくないvs見られたいの戦いで子供みたいに拗ねきった顔をして生きていたのが最近。でもこれ多分、みんな持ってる苦しさなんだろうなって理解したのが昨日。それが分かったとしても、俺にできることなんてやっぱり狭い狭い部屋で書き残すことくらいなんです。でも、それが誰かの目に触れた時、誰かにとって「俺も同じだよ」って共感になりえるのなら、なんかいいなって。あのさ。みんなのこと、俺は見てるよ。そこにあるあなた自身の一部のことをなんのてらいもなく、読ませていただいています。俺がそうするように、もしかして俺もそうされるのであれば、って思うと、それが少しだけ希望であるような気がする。

だから、開店しようか、今日も。扉をあけなきゃ誰も訪ねてこられないから。

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22: 🐙
2026-09-29 13:48:16

俺が俺でいるように、あなたがあなたでいるならば、きっと幸福でいられる。好きなものの話をして欲しい、できれば、あなただけの理由つきで。今日、日が暮れたらこの部屋で会おうよ。俺の知らないことをたくさん、教えてくれませんか。あなたが知っていることを聞かせて。俺に話したいと思ってくれませんか。

🎶眼福/米津玄師

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23: 💡
2026-10-01 14:25:20

強く、ならなくちゃ。

既に書いたぶんが何ページにも及んだ日記を開いて今日も取り留めのない事を書き留めて、苦しいも悲しいも分かりやすく可視化しないと誰にも理解されないんだって国語の授業でそこはかとなく習ったことを思い出した。1+1が2になるのはそういうルールだってもう俺は知ってるけど、転んだら怪我することがあるとか、なくしたら悲しいとか、日光を浴びないと人は元気を失っていくとか、そういうことも知ってる。けど、そうやって覚えたルールの隙間に零れていく何かがあるってことに、ずっと違和感があるんだよね。一般化ってたまに細部を殺していくよ。俺が毎日聞こえないふりをしている、胸の中にふくすきま風は取りこぼしてしまうものたちの最期だったのかもしれない。

恋人の弱いところを可愛いって言う人達。こんなにも好きで、尊敬できて、一生を共にするんだって思えた人はいないって豪語する。そういうふたりの姿の後ろで背景になる人をやって、俺はどこかで満足してるんだよね。一人で残酷な生体としてあることから脱出して、誰かと世界っていう幻覚を築くことに成功してるのは、羨ましさに嫉妬すら感じるから。幸せであって欲しいと思う、ふたりで生きる人は幸せでなければならないのがルールだから。好きな人の弱さも醜さも愛し抜くのが人間関係だから。ね。すきま風のこと、分かりましたか。俺はここで傘をさしたままお前らの答えを待っていようと思うんだけど、今日の天気予報では雨なんか一切降らないとしても、今が行き過ぎるつかの間の晴れ間であっても、予防線的なものは必要だよ。濡れないし、準備が良くて、器用な人。そうやって道端で微笑んでいないと殺されてしまう錯覚が消えないのは、嫉妬してるから。幸せでなくてもふたりで生きていたりする、ルールの外にある人達に。

強くならないとさ、いけないと思う。苦しいとか悲しいとか全部俺の肌の下で埋め立てておいて、笑顔でいなくちゃいけない。訊ねるのが上手な人間であろうね。でも、自分の話をあんまりしてくれない人ってちょっと気まずくて喋りにくいのかもしれないね。じゃあ俺のことも話そっか。そこで、俺には打つ手がなくなんの。俺のことを話すにはまるで、己の表皮を丁寧にスライスしてお皿に盛るような違和感があって、かなりキツい。正直に話そうとすると結局俺は日記を開いて、誰にも理解されない記録を差し出すしか無くなってくる。俺だって嫌われたくないよ。だからルールどおりに生きようとしてんじゃん。それでもやめられないことってあるよ。ルールにはおさまれないことってあるよ。例えばそれがこういう掃き溜めで、俺自身を精緻に描写したつもりのポエミーな記録とか。

俺自身を見せること。そうすることで得られる、あたたかい関係性。その代償に俺が何を払うと思う?もう既にヒーロースーツの下の二の腕は血塗れになって真皮さえ露出しているような気分だ、これ以上俺に切り分けられるものなんてない。だから、強く、ならなくちゃ。分かりやすく一般化しなくちゃ。細かく細かくルールを定めて、その中で生きることの違和感を少しずつ解消していかなくちゃ。耳はね、いい方だから、聞こえなくてもいい音が聞こえることも多くて、でもそれってかなりダサい。みんなのAって何ヘルツなの。チューニングってどうしたらいい?もしかしてみんなにはすきま風の音、聞こえない?だとしたら、まだ俺が弱い証拠かも。耳を塞いでくれる?お前じゃなくて俺のさ。そうやって強くなることにすら他人の犠牲を求める俺に、一体どんな未来があんの。

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24: 💡
2026-10-01 14:42:07

あーあ、ひとマス戻っちゃった。でも、誰かの目に触れる場所で書き残せただけ良しとしてみる?俺のメモ帳にはここの百倍くらいの量の記録が残ってんの、実はね。誰にも読まれない切れ端、俺なら大事にしたいなって思う。他人のであればの話ね。好きだったんだ、じいちゃんが書き残した日記を切り刻んでメモ用紙にしちゃうばあちゃんのこと。そうやってじいちゃんの意図せず晒された記録を盗み読みして、じいちゃんが一人の人間として生きてた証を俺の心の奥底に刻みつけること。俺の全ての記録のはじまりは、それなのかもね。

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25: 🐙
2026-10-02 01:10:35

本当に好きだから触れられないのに、あなたが光を見失った時、その視界を奪っている靄を俺の手が振り払えたらとすら思う。ただ、見つめているだけで。遠い空の下にいる、俺と同じ血液の色をしたあなたが、この世の何よりもひかって見えてしまう。どこにも行かないでね。そのペンを手放すことがあなたの幸せだったとしても、俺はずっと、あなたを見ていたいんです。だから、どうか。

秋の空は高くて胸が軋むかもしれない。けど、冬が来てしまえばそれだって、全部真っ白に染まります。あなたの瞳や肌を焼く太陽がいつか、雪雲の中に隠れてしまいますように。とっても、お慕いしています。

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26: 🦉
2026-10-03 06:30:17

ここになら帰れると思える場所があって、そこにはどのシーンよりもずっと俺らしくいられる雰囲気があって、それらを叶えてくれる人がいる。せーので出した人差し指2本がおんなじ色を指し示したら、それって結構運命じゃん。運命。子供っぽい二文字にうっかり魅せられて顔をあげると、おんなじくらい浮かれた人の嬉しそうな表情に遭遇、あれ、俺、道に迷ったっぽい。楽しすぎて表情筋が痛い!って言いながら、深夜に出かける俺の背中を一発とん、と押してくれた手のお陰でぎりぎり、現実に戻れた気がする。まあ迷いかけたのはあなたのせいなんですけどね。振り向いて、名称も他意もない、最強の感情を余すことなく伝えたくて、肋骨から溢れそうな鼓動を手のひらまで走らせて、背中を押してくれた指先をぐっと握った。俺は君が大好き。一緒にいて最高に楽しい。そこには、なんの弁解も注釈も必要ないですよね。理由だってなくていいはずだ。そういう全てを込めて、「明日もおれの友達でいて」と言うと、君は心底楽しそうに笑っていたんだ。

「勿論。」「なんにも邪魔させないから、明日もお前の友達でいるために強く生きるから、頑張ってきな。」

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27: 🐙
2026-10-04 01:35:29

別に惚れてもいいんじゃないですか、それってそれしか属性がない訳じゃないし、言葉にならないものなんて、この世にいくらだってある。楽しかった、愛おしいと思った、だから、愛したいのかもって思ったって。それがいかに幼稚だとしても、それはそのままでいいんじゃないのか。多分。

明日も、って願うこと、愛だと思いますか。あんたに聞いてんだ、あんたがそう思うなら、俺のこれは愛になる。

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28: 🐙
2026-10-05 12:34:50

誰でもいいんだとしたら、きみに敢えて望まなくたっていいんじゃないかって思う。感情を差し向けることはナイフを向けることとあんまり変わんない時ってあるんだよね、そう思いませんか。だから、この発生源の分からない「会いたさ」とかを無闇にきみに向けたくはないんです。背負わせたいわけでも傷つけたい訳でもないから、できれば知らないで欲しい。朝、起きて、きみがきっとこの(自己検閲)苦しんでいるんだろうと思って残したメッセージは、きみが読まなくたって俺にとっては確かに愛として完結してる。から、きみに敢えて望むなら、聞いて欲しい言葉があって、ありがとう。俺が勝手にきみを大事にしたいと思って心配をしたりすること、それをただ置いておくだけの場所にいてくれて、ありがとう。きみからの返信を待ちます。待ってる間は俺の感情は自由でいられて、きみになんにも押し付けなくて済むから、ずっと待たせてくれてもいいんだよ。

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29: 🐙
2026-10-05 12:45:41

やさしい、って言葉に目を閉じる。優しさなんてこれっぽっちもない、本当のところはエゴありきの、俺のせいでどうにかならないで欲しいから遠ざけている、ただその距離感がそう見えてるだけなんですよ。本当は俺のために全部をください。俺のために生きて、苦しんでほしい。それは俺と同じようにいて欲しいって意味でもあるし、俺に影響されて欲しいって意味でもあって、ようは俺を知って欲しいって欲望、恋とかそういうやつ。それを完璧に隠すために俺の優しさは存在していて、きみに恋なんて俺はしてないよって顔をしていたい。ずっと。弱みになりうるこの柔くて脆くて日を透かしてきらきらと輝くけれど掃き溜めに過ぎない情動のこと、多分きみを好きなよりもずっと俺は好きで、きみよりも俺の心を守りたい。ただそれだけの理由で、きみにうんと優しくする。きみをお揃いなんかにしてやらない。ずっと俺を、優しくて惨めな人間だと思っておいて。

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30: 🐙
2026-10-05 12:50:33

自由であって、全ての痛みから。それが絶対、叶わない願いなんだとしても、せめてここにいる間、苦しみが減りますように。きみを地獄に引きずり込まないために俺は記憶をなくして、七夕から出られないままでいます。ここにいるよ。きみの願いをなるべく、叶えてあげたいよ。

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31: 🐝
2026-10-05 21:16:52

叶わんかったことばっか数えとってもかなわんことくらい分かってて、それでも今は、あとちょっとだけ。ここにおってもええかな。お前が好きな曲も食べ物も色も匂いも忘れてしまったんやけどさ、毎朝起きておはよう、って言う刻限とか、車を走らせる度に送られてくる景色のことは、よう覚えてんねん。人は受け取ったものを記憶して、それをくれた相手のことなんてさっさと忘れてしまうっぽいな。俺がそうやから。思えば、お前の痛みも苦しみも、これっぽっちも理解なんかせえへんかったし、出来てなかった気もする。ただ、優しい場所で生きてて欲しかった。お前を包む柔らかさを与えたのは俺、それを踏み破ろうとしたのも、俺やった。お前は俺に何を願ったんやろ。少なくとも俺の欲しいもんは、全部お前の手の中にあったよ。初めから居なくなるつもりやったんなら、愛だの恋だのは全部、飲み下して欲しかった。差し出した手のひらが標的になるなんて、俺も思えへんかったよ。傷を認めたまんま暮らしていく未来のことも。

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32: 🐝
2026-10-05 21:25:57

やさしさ、ってエゴに毎秒、毎秒傷ついてる。俺が俺でしかないことが明らかになっていく過程はいつも凄まじい孤独の中にあって、そうあって欲しくないから、人に優しくあろうとする。そうするたび、代わりに抉られていくのは俺の心臓やった。欲しいもんは与えたらあかんよ。欲しがらな。それでも、与えよ、なんちゅう言葉を馬鹿正直に信じることしかもう残されてへん俺の選択肢を、どうかおまえはそこで笑って聞いててくれへんか。感じられへんようになっていく鼓動をいつか俺が完全になくした時でさえ、俺の願いを聞いてくれへん?優しい人でありたい。言い換えるなら、誰も傷つけへん人に。

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33: 💡
2026-10-06 12:21:01

痛む胃を抱えて思うこと、もう誰かが俺のために深夜に薬局に走ったりはしないってこと、ブラックホールが胃にあってまるで全ての体力を吸い込むかのようだってこと、秋の眠気に耐えるために喉に滑らせたカフェインは代償に粘膜を焼くってこと、今年も俺はもう一度21歳を迎えたってこと。おまえは神様じゃないから守りきれない正解もあって、ヒーローだからおれじゃないものを守らないといけないこともある、ってこと、忘れてない、忘れられはしない。いつしか俺がおまえにとって、小賢しい怪人になっていたってことも。

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34: 🐙
2026-10-06 20:12:22

悲鳴をあげている肉体の深いところ、そとむきとうちむきのじぶんがばりばりと音を立てて引き裂かれていく、閃光、それから花の香りがした。スマートフォンの光からは月のにおいがしますね。あなたの瞳からはどうですか。実在も言葉も多分変わらず俺を分断していくよ。当たり前のようにあなたが見る俺はそこに存在して、だから大変、こまる。知らない人にとっての俺の見え方を考えていたら吐き気がして、あっという間に世界に俺が存在できなくなった。白黒つけたいんです、本当なんです、俺しかいないのか、俺以外だけがいるのか、はっきりさせてよ。緞帳の陰、そこにしかないぬくもりがあって、それを知っているのはスポットライトを浴びたことがあるからっていう贅沢な理由で、でもそれこそが俺が苦しむ訳にもなっている気がする。閃光、引き裂かれていく俺と俺の隙間。鎮痛剤ってありますか、春から続く痛みが秋になっても居残りをして、びりびり、親指の付け根が痛んだ。俺がもしまぶたを閉じていてもひかりをください。影が欲しいから。本当は抱きしめたいものに今はただ、焼き尽くされている。

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35: 🐙
2026-10-06 23:32:26

祈れ。俺がいずれ、美しい塊となる日まで。

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