2025/10/23(木) 05:12
#読書の秋、本みくじの秋。
「本を売るなら」でお馴染みの古本屋といえば?そう、ブックオフさんですね。
そのブックオフが売っている「本みくじ」という商品がありまして。そう、名前の通り、本のおみくじ。中身の見えない箱になってて、中には文庫本が一冊。お値段は200円。
おれ、これが好きでたまに買うんですよね。ほら、やっぱり自分で選ぶとついつい偏っちゃうじゃないですか。
それはそれで勿論、読書としては非常に結構で、正しい在り方なんですけど、たまにそうじゃない出会いが欲しくなるんです。
ほら、あれみたいな感じ。現代では何でもスマホで調べられて紙の辞書なんて要らないんじゃないかって思うんですけど、スマホで調べるときって、調べたいことしか調べないじゃない?
紙の辞書は、ただパラパラ捲ってるだけでも新しい言葉に出会えたりするんですよね。調べようとした言葉のすぐ近くに面白い言葉が載ってたりするとつい見ちゃうし。
そういう、普段なら見落としちゃったり気にも留めないものを掬い上げて自分の一部に出来たら世界が広がったりしねぇかな、と。200円の箱の中に無限の夢を見るわけです。
そんなこんなで、おれが買った本みくじの中身をご紹介〜!ストーリーの核心のネタバレはありませんけど、あらすじくらいの内容は出てくるので一応畳みますね。
①『渡された場面/松本清張』
松本清張といえば『点と線』とか『ゼロの焦点』とか『砂の器』とかで有名な社会派推理小説家ですよね。ええ、その辺りは読んだことあったんですけど、このお話は初見でした。
こちらもジャンルとしてはやっぱりミステリー。離れた場所で起こった全く違う二つの事件が、とある小説の原稿をきっかけに繋がっていき、思わぬ展開を見せる…って感じのお話になってます。
時代設定的にスマホはおろか監視カメラもない、近代的な科学捜査とかもないので古臭く感じちゃう人はいるかも。登場人物の話し言葉も結構方言や訛りがあったりして癖が強い強い。
おれ個人の感想としては、展開自体は面白いんですけどちょっとだけ中弛みした感じはあります。
このお話、今までに何度かサスペンスドラマになってるらしいから、もしかしたらそっちの方が時間の枠がある分、ダレずに楽しめるんじゃないでしょうかね。
②『仮面後宮 女東宮の誕生/松田 志乃ぶ』
最初に買った本みくじが松本清張だったんで、わりと硬派なのかな~って思ってたら全然毛色の違うやつが来て面食らっちゃった。いやー、いいですね。これ、おれ絶対に自分では手に取らなさそう。
あらすじとしては、平安末期の京の都で東宮(皇太子)が次々に疫病で死んじゃいます。そこで神託に頼るんですけど、その結果、皇子じゃなくて皇女を次の東宮にしろ!ってお告げが。
そこで神託の条件に合う皇女たちが集められることになって、一応皇族ではあるものの末端で貧乏な田舎暮らしをしていた主人公も京の都に行くことに。で、権力と陰謀が渦巻く宮中で事件に巻き込まれていく…っていう感じ。
表紙の絵は綺麗ですね。主人公が結構属性多めで「お転婆というか男勝り、勝ち気な性格。顔立ちは美形。双子の弟がいる。伝説の聖獣的なものを従えてる」っていうわりとてんこ盛り感があります。ライトノベルらしいっちゃらしいよね。
ジャンルとしては一応ミステリー…なんです、けど。
これね、一つ問題があるのよ。ある程度厚みもあるし、タイトルに特にナンバリングもなかったから普通に一冊で完結すると思うじゃない?
なんと、この本では、京の都に到着して登場人物が顔合わせするだけで終わっちゃいます。というかね、事件が起こった!ってところで終わっちゃうのよ。
え!?ここで終わることあります!?って思わず二度見しちゃったよね。
で、結局気になって調べたら二巻が出てるらしくて。
まさか続き買わせる為に本みくじに入れました?商売上手なんだから〜!って思ったんですけど、普通にそこのブックオフには二巻がなくて結局ネットで買っちゃうっていう。シンプル商売下手だったってお話。
ちなみに、二巻では一応事件自体には区切りはついたかな…?って思ったんですけど、最後の方がどうにもまだ続きそうな終わり方だったんですよね。三巻もいずれ出るのかもしれませんね、ええ。
さて、ここまで書いたところで、まだ開けてなかった三箱目の本みくじを開けてみましょう。
> 『線は、僕を描く/砥上 裕將』
そういうわけで、次はこのお話を楽しむことにします。
皆さんも是非、本みくじにチャレンジしてみてちょうだいね。