#嗚呼 魅惑の棒付きキャンディ
おれがまだ小ちゃい子供だった頃、遊園地に連れて行ってもらったとき、そこで棒付きのペロペロキャンディが欲しくて親にねだったことがあるのよ。
ほら、売ってるでしょ?やたらけばけばしい虹色の、ぐるぐるの渦巻きのバカでかキャンディ。
いえね、今思えば大人の気持ちは理解できるのよ。ひたすら甘くてデカいもんだからどうせ食べ切る前に飽きちゃうし、途中で要らなくなっても持て余しちゃうし、食べながら歩くのもベタベタになりそうで不衛生だし、食べながら乗り物も乗れないし、砂糖の摂りすぎで虫歯になりそうだし。
言っちゃうと正直良いところなしじゃないですか。
お祭りのりんご飴なんかもデカいやつは買ってもらえなくて、ぶどう飴とかの小さめのやつなら買ってもらえるっていう。まあ合理的ではあるんですけれども、デカい棒付きキャンディは子供心に「買って欲しかったな〜」って気持ちを抱く代物だったわけです。
そんな子供の頃のおれにとっての現実的な棒付きキャンディっていうのは、あれでしたね。ペコちゃんのポップキャンディ。
これも親が買ってくれたって訳じゃなかったんですけど、当時おれが子供の頃はまだレンタルビデオ店っていうのがありまして。そこでビデオを借りるとお店のお姉さんがそのペコちゃんのポップキャンディを一本くれたんだよね。
あの四角いセロハンに包まれた、平べったい楕円形のフルーツキャンディ。子供心にあれが凄く嬉しくて、棒がふやふやになるまで味わった覚えがあります。
で、そこからもう少し大きくなるとチュッパチャップスとの出会いがあるんですよね。とはいえ個人的にはチュッパチャップスはコーラ一択。あの透明の酸っぱい部分が好きで。それ以外には実はそんなに変わったエピソードはなかったりします。
> そんなことを思い出しながら食べるのは棒のついてない飴ちゃんなんだから、おれも大人になっちゃったよね。