王子様は難しくても元々がスパダリだったことを思い出した。そうなんだよ、彼は対俺限定でスパダリ様に変貌を遂げるという事実を何故昨日まで忘れていたのか。…自惚れか?いいや、流石にそうじゃないと信じたい。そして改めて口にされると自分の面倒臭さが嫌でも目に入る始末。発言は二転三転、恋人が心を込めて贈ってくれた言葉にすらそうじゃないと一刀両断して言い直させる。ノンデリどころの騒ぎじゃない、俺の求めてる言葉をくれないならテイク2を…なんてどこのお姫様なんだよ。朝はどうにも駄々っ子になりやすいことが判明したから気を付けたいもんだね。ただでさえオフなのに起きてくれた優しい恋人に感謝くらいはしろと、…そしてこうしてお昼にキスを強請ったら律儀にしてくれる優しさにも。多分だけど絶賛胡座を掻いてる最中かもしれない。これは非常に由々しき事態、そういうとこだぞ、イッテツ。