叢雲カゲツ
♪ 気づいてしまった / ちゃんゆ胃
むくわれる話ばっかり読んで、むくわれた気になる。
知っとった。しんどいばっかやなかったってこと。会う前はずっとひとりやったから。全部理由になってた。しんどいのも、ちゃんとぼくの理由やった。やらなきゃいかんことの理由になってた。…それ以外のこと、知らんかったから。ぼくにはなかったから。みんなが持ってるもの、ぼくは持ってなかったから。だからぼくのために、何あっても何されても信じてやらなきゃって思っちゃったんよな。
3:35
寝れたんかな…。
こうしてもらったから、じゃあこっちも、って考えのひとってええな。まっすぐで。まだ言葉だけで、これからの話にもなるけど…それにすぐ応えられるくらい、ぼくもまっすぐでいたかった。まっすぐになりたかった。ぼくは全然、やさしいやつなんかやない。やめたい。はよやめたい。「お前がそう言うんやったら」って、言うの。でも、わかるんやもん、ちょっとだけ。見たないもん、ちょっとでも。僕の目の前に現れたひとが、痛みをこらえてるとこ。ぼくも痛くなるから。それは別にやさしいとかそういうあったかいもんやない。そんなもん、ひとなんて。知らんもんは知らんし、わからんもんはわからん。ぼくはたまたま、それがちょっとわかっただけなんよ。痛みは痛みでしかないことが、わかる。かてにしろなんて人から言われても、簡単やないことがわかるだけ。ひとなんて、そんなもん。
まっすぐになりたかった。まぶしいひとやな君は。さぁね、うん。いつかのことなんてぼくは約束できんけど。時間はわりといっぱいあるから。…意思がないわけやないのに、飲み込んじゃうなんてしょうもないな。